法のスペシャリスト、安冨潔弁護士から学ぶ「司法制度と裁判員裁判」を開催
札幌観光ブライダル・製菓専門学校では、専門知識を学ぶ授業だけではなく、社会人教育の一環として各分野の第一線で活躍中のプロフェッショナルから直接学べる特別講座を定期的に開催しています。
今回の特別講座には、刑事弁護のスペシャリストで慶應義塾大学名誉教授・京都産業大学法学部教授、また各種委員会や研究会の委員、刑法に関する著書も多数執筆されている安冨潔弁護士が登壇。
テーマは『司法制度と裁判員裁判』。裁判員制度とは、私たち国民が地方裁判所で行われる刑事裁判に参加し、裁判官と一緒に被告人が有罪か無罪か、有罪の場合どのような刑にするのかを決める制度です。
20歳以上での有権者であれば、だれでも裁判員に選出される可能性があります。裁判所ではどんなことを行うのか、どのようなスケジュールで進行するかなど、弁護士として多くの経験をもつ安冨先生に、わかりやすく、丁寧に説明していただきました。
安冨潔弁護士 プロフィール
- 慶應義塾大学法学部法律学科 卒業
- 博士(法学)(慶應義塾大学)
- 弁護士会:第二東京弁護士会
- 1993年:弁護士登録
- 2016年:公認不正検査士(認定・登録)
- 慶應義塾大学専任講師(1981年~1985年)
- 慶應義塾大学助教授(1985年~1990年)
- 慶應義塾大学教授(1990年~2014年)
- アメリカ合衆国ミシガン大学ロースクール訪問研究員(1979年~1980年)
- アメリカ合衆国カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員(1980年~1981年)
- タイ王国タマサート大学法学部訪問研究員(1988年)
- 山田・尾﨑法律事務所(1993年~2017年5月)
- 慶應義塾大学名誉教授(2014年~)
- 京都産業大学法務研究科客員教授・法教育総合センター長(2014年~2019年)
- 京都産業大学法学部教授(2019年~)
企業の不正調査やインシデント・リスク対応をはじめ、サイバー攻撃、デジタルフォレンジックや情報セキュリティに関連する分野や刑事弁護を担当。その他、情報公開・個人情報保護,行政不服審査に関する自治体の委員会や難民審査参与員,財団法人日本道路交通情報センター理事,公益財団法人金融情報システムセンター評議員などを務めている。
主要著書(一部抜粋)
- 「基礎から学ぶデジタル・フォレンジック 入門から実務での対応まで」(日科技連出版社、2019)<共著>
- 「弁護士業務に役立つ科学知識(第5回)デジタル・フォレンジック」自由と正義69巻9号(2018)
- 「諸外国の個人情報保護制度に係る最新の動向に関する調査研究報告書」(個人情報保護委員会、2018)<共著>
- 「サイバーセキュリティと刑事法」NBL1106号(2017)
- 「サイバー空間における安全と法」産大法学50巻3・4号(2017)
- 「医師法第17 条について : 歯科医師による救命救急研修と「医行為」」産大法学49巻4号(2016)
最後には学生みんなと記念撮影。
安冨潔先生ありがとうございました!
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